カラー版　ゴッホ〈自画像〉紀行

¥965

(税込) 送料込み

商品の説明

ゴッホ〈自画像〉紀行カラ－版
木下長宏
中公新書 2014

三七歳で自ら命を絶ったヴィンセント・ヴァン・ゴッホ。わずか一〇年あまりにすぎない画家人生の間に、四〇点を超える自画像を遺した。なぜゴッホはこれほど多くの自画像を描き、そしてそこに何を見いだしたのか―。

目次
１　牧者への夢ー自画像以前の時代（「一本の道」-画家になるまで／畑を耕すように描くーエッテン、ハーグ、ヌエネン）
２　自問する絵画ー自画像の時代（鏡に映らない自己を描くーパリ／日本の僧侶のようにーアルル）
３　弱者としての自覚ー自画像以降の時代（遠くへのまなざしーサン・レミ・ド・プロヴァンス／背景の肖像画へーオーヴェル・シュル・オワーズ）
付　描かれたゴッホ

『自画像』を通して語る、これはすごいゴッホ論。
ゴッホは37年の人生のなかで、絵を描いていた時間はわずか10年。その10年は、自画像に興味を示さなかった時代、自画像を集中的に描いた時代、自画像への興味を捨ててしまった時代の三つに分けられるという。
この自画像を通して、ゴッホがどのように世界を捉え、自分をみつめ、そしてどのような思いで絵を描いてきたのか（その思想）が語られる。
今まで、「狂気の画家」「炎の画家」と言われ続けてきた「ゴッホ」から、著者は、なによりも作品をみつめて、そこから読み取れるものを汲み取って行こうとする。その上で手紙に書かれている言葉にも当り作品がどのようにして描かれたのか、作品が生まれてくる秘密を見つけ出そうとする。
本書を読み進むといままでになかった理知的で繊細な新しいゴッホ像がみえてくる。なにより、著者がゴッホに注ぐ深い愛情が感じられることが巷にあふれるゴッホ論と一線を画す。（レビューより）

自画像全点カラー収録
図版多数

#木下長宏
#芸術
#美術
#絵画
#アート
#絵画
#自画像
#ゴッホ
#オランダ
#エッテン
#ハーグ
#ヌエネン
#パリ
#アルル
#伝記
#評論
#分析
#絵画分析
#豊国
#手紙
#キリスト教
#本
#BOOK
#思い出本屋
#思い出本屋西洋文化
#思い出本屋19世紀
#思い出本屋20世紀
#思い出本屋西洋美術
#思い出本屋宗教
#思い出本屋フランス
#思い出本屋パリ
#思い出本屋評伝・自伝
#思い出本屋生活
#思い出本屋風俗
#思い出本屋日本美術
#思い出本屋浮世絵